<本編あらすじ>
アメリカでクリニックに勤める精神科医の真田。
ある日、家族とショッピングに出かけた際に一人の女性とエレベーターで遭遇する。
彼女の声が脳裏に響き渡り、真田は彼女とクリニックで問診している様を妄想する。
しかし彼女の話は、真田の想像を超える、壮絶なものだった。
幼い頃に家が火事になり両親を亡くし、学校ではイジメを受け、結婚相手からは浮気をされる。
離婚してからは、アメリカで売春をしながら借金生活で過ごす毎日。
彼女の話を聞く内に、次々に登場する男と自分を重ね合わせ、彼女の話に引き込まれていく真田。
彼女の話はさらにエスカレートして行き、思いもよらない方向へと向かっていく…。
<特典映像>
・公開初日舞台挨拶映像
・予告編(予定)
監督・脚本・主演:桃井かおり
出演:佐生有語/藤谷文子/クリス・ハリソン/ブライアン・スタージス/ナタリー・マイルス/マリオン・フィッシャー/メロディー・ティー
原作:中村文則(河出書房新社/河出文庫『銃』収録「火」)
脚本:高橋美幸(共同脚本)
女優・桃井かおりの第二弾監督作は、05年に「土の中の子供」で芥川賞を受賞してから 次々にベストセラーを放つ若き文豪・中村文則との異色のタッグ。
今回桃井が手にしたのは、かつて放火を犯した娼婦が精神科医との対話を通じて、 その呪われた生涯を独白するサスペンス風の短編「火」。
桃井自ら監督・脚本・主演を務めた本作は、今年2月のベルリン国際映画祭フォーラム部門で ワールド・プレミア上映されるや圧倒的な迫力で観客を魅了。
その後も世界各国の映画祭からのオファーも多数あり、海外からの評価も高い。
【海外映画祭出品状況】
第66回ベルリン国際映画祭 フォーラム部門
第20回香港国際映画祭
第17回韓国チョンジュ映画祭
第8回沖縄国際映画祭
第19回メキシコ グアナファト国際映画祭
第21回あいち国際女性映画祭
第14回ウラジオストク国際映画祭
第1回London East Asian Film Festival
第40回サンパウロ国際映画祭
(2017年2月15日発売)