基地のある島で、ぼくらの青春は始まった――
ほろ苦いけど元気になれる父と息子の物語
監督の大城直也は『琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。』('08)で一躍脚光を浴びた沖縄在住の映像作家。
本作は沖縄芝居の名作「丘の一本松」を原案に脚本化され、北谷町を舞台にした“現代版・人情喜劇”に書き上げられた。
一般的な沖縄のイメージである「楽園」というキーワードだけでは見えてこないリアルな沖縄がここにある。
そして主人公に挑んだ神谷健太やヒロインの松田ゆうなは現役の沖縄の中学生。
子供たちのありのままの姿が映し出されているのにも注目だ。
音楽は沖縄ポップのパイオニア、照屋林賢が担当。
主人公の揺れ動く心情をイメージした美しい旋律が全編を覆う。
「地域」と「映画」と「吉本興業」の新しいカタチ(地域発信型映画第一弾)。
近年、地方ロケによる映画・ドラマの製作は、地域の経済、社会、文化など多岐にわたってさまざまなプラスの効果をもたらし、地域活性化が期待できる機会として注目されています。
また、地域がより積極的にその製作に関わり、地域振興に繋げようとする機運も高まっています。
このような中で、第2回沖縄国際映画祭に出品された「ニライの丘〜Song of Gondola〜」は、沖縄芝居「丘の一本松」をモチーフにした映画です。今年町制施行30周年を迎える北谷町の全面協力のもと、地元沖縄で制作された映画です。
しかし、地域だけでは不足がちな興行・宣伝ノウハウを吉本興業が補足し、東京・大阪からの情報発信、地元沖縄からの上映開始や、また聴覚障害の方にもご覧頂けるように日本語字幕を付けるなど、新たな地域映画のスタイルとなります。
地域発信型映画の第1弾として沖縄の人々と吉本興業が協力のもと、製作・誕生した作品です。
≪キャスト≫
神谷健太、津波信一、松田ゆうな、福士将音、垣花きらら、桃原遥、 村山廉織、城間裕司(ゆうりきゃー)、ジョニー宜野湾、ヒゲのかっちゃん、藤木勇人、仲本興次、特別出演:石田靖、河本準一(次長課長)
【主題歌】
作詞作曲 なゆた「See you tomorrow」
【スタッフ】
監督・脚本:大城直也、音楽:照屋林賢、原案:沖縄芝居「丘の一本松」
制作:シュガートレイン 製作:吉本興業
第2回沖縄国際映画祭出品
【収録時間】本編99分+特典映像約2分(予告編・TVスポット)
(2012年3月7日発売)